サービス
私は絵画の保存修復に関して、幅広い業務を提供しており、最小限の処置と使用する材料の可逆性を重視しています。私のアプローチは、ICON (Institute of conservation)の倫理規範に基づいています。
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コンディション・レポート
修復を行う前に、まず絵画の状態を丁寧に調べ、亀裂、絵具の剥落、キャンバスの変形など、さまざまな状態を記録します。こうした記録は作品の来歴を理解する上で重要です。
また、輸送や展示の前後における状態を正確に記録する作品の貸出用のコンディション・レポートも作成します。
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強化処理
事故や経年劣化により絵具層が浮き上がったり剥がれたりすることがあります。これは絵具層の構造が弱くなっている兆候です。固着処置では、適切な接着剤を用いて絵具層を支持体に固定し、作品の安定性を確保します。
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表面洗浄
絵画表園には時間の経過とともに、ほこりや汚れが堆積し、本来の色彩や質感を損ね、保存にも影響を及ぼすことがあります。表面洗浄では、絵具層を傷つけることなく汚れを取り除き、作品本来の色彩と質感を回復させ、その美しさと保存性を取り戻します。
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ワニス除去
ワニスは絵画を保護するとともに、表面の均一性を保つ目的で施されます。しかしながら、経年により変色や劣化が生じ、作品本来の美観を損なうことがあります。そのため、慎重な作業を通じて劣化したワニス層を除去し、芸術家が意図した本来の姿を回復させます。
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裂けの修復
キャンバスに裂けや穴が生じると、絵画全体の構造的な安定性が損なわれます。顕微鏡下で一本ずつ糸を織り直すことでキャンバスを丁寧に補修し、作品本来の強度と作品の一体性を回復させます。
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補彩
絵具の剥落や摩耗が生じた部分には、可逆性の高い絵具を用いて補彩を行い、色彩や表面の質感を再統合し、作品全体の調和を取り戻します。
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額の修復
額縁は絵画を保護するだけでなく、作品全体の印象に大きな影響を与えます。
そのため、額縁の保存と修復は、美術作品の保存修復において欠かせない重要な要素です。